留学制度
早稲田佐賀中学校・高等学校は生徒のグローバルな視点、文化理解、人間的成長を高めることを目的としており、相互接続された世界で成長するための貴重なスキルを育成する為に役立つ、さまざまな海外留学・研修プログラムを用意しています。
海外留学・研修プログラム(希望者)
学年 | 名称 | 実施期間 | 概要 |
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中学3年 | オーストラリア研修 | 7月末~8月上旬 10日間程度 |
ホームステイ先の家庭から現地私立校に通学し、現地生徒とバディとなり通常授業に出席したり、現地教員による英語のレッスンに参加したりしながら、英語で学ぶ面白さを味わいます。 |
中高生 |
8月上旬 1週間程度 |
夏季休業中に実施する希望者による1週間程度の研修。世界には様々な考え方や価値観があると改めて認識することができ、国際的な視野を身に着けることができます。 | |
高校1年 |
ターム留学 |
1月中旬~3月下旬 10週間程度 |
国際感覚を身に付けること、英語力の向上を目的にしたオーストラリアへの短期留学制度です。期間は高校1年生の3学期で、クイーンズランド州のなかでも教育水準の高い地域に点在する、5つの私立校のうちの1校に通学します。現地生徒と同じ学校生活を送るため、教科授業はもちろん、すべてのコミュニケーションを英語で行います。帰国後は、遅れることなく高校2年生に進級することができます。 |
中高全学年 | ニュージーランド 短期留学(SIEBA) |
7月下旬~8月下旬 2~3週間程度 |
ニュージーランドの現地校に入学し、現地のカリキュラムを受講します。渡航後、各自の英語力や興味に基づき、受入校がカリキュラムを決定します。基本的には、現地校で提供されている、留学生のための英語教育プログラムであるESOLを中心に学ぶことになります。ただし、英語力があまり必要とされない、体育等の授業については、正規のカリキュラムに参加する事になります。バディシステムを採用している学校も多く、安心して学校生活に溶け込める配慮がなされています。 なお、このプログラムは現地校とのやり取り、航空券の手配等を各自で行うプログラムです。 |
※プログラムによっては、選考があります。
進級留学中学3年生 / 高校1・2年生
学校推薦型選抜試験を利用して早稲田大学の文系学部への進学を希望する場合、1年間の留学後に遅れることなく進級し、3年間で高等学校卒業を可能にする制度です。留学先は英語圏に限らず、各種留学斡旋機関を利用するなどして各自で決定します。海外では、自分の意見や意志をはっきり相手に伝えるのが基本です。自分が行きたい留学先を自分で考え、選ぶことで、自主性や積極性も育まれます。
※留学決定には学力等の条件があり、それを満たす必要があります。
オタゴ大学への指定校推薦制度
オタゴ大学と早稲田佐賀中学校・高等学校はオタゴプログラムによる指定校推薦入試制度を結んでいます。エージェントを介さず、日本の高校と協力関係を結び推薦入試を実施するのは、ニュージーランドのUniversity(国立大学)として初めての試みです。
Otago Programme(Diploma package)2025
オタゴプログラムは、オタゴ大学ランゲージセンターでの英語プログラム、およびオタゴ大学のDiploma プログラムを経て、オタゴ大学学士過程の2年次に編入学し、最短で渡航から4年間で学士の学位が取得できるプログラムです。
ランゲージセンター/Diploma プログラムでの学習により、英語を学ぶ、英語で学ぶ、準学士の取得、というステップを経て、学士プログラムに編入学することとなり、学士の学位取得をよりスムーズにする設計になっています。
1年目 | オタゴ大学ランゲージセンター
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2年目 | オタゴ大学Diplomaプログラム
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3年目※ | オタゴ大学学士プログラム
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4年目 | オタゴ大学学士プログラム
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※学士プログラムに編入する際、評定C以上を獲得する必要があります。
オタゴ大学(University of Otago)について
創設1869 年のニュージーランドで初めて設立された大学で、南島のダニーデンに所在し学生数は約21,000 人。世界トップレベルの教育を行う研究集約型の大学で、学部・大学院課程で柔軟性に富んだ200以上のプログラムを提供。世界の大学上位1%(QSランキング2024:206 位)にランクし、教育実績はニュージーランド第1位(ニューランド高等教育委員会)と評価されている。現在の日本人学生数は30 名弱。卒業後、95%の学生は、就職ないし進学をしており、著名な卒業生には、Silvia Cartwright 元ニュージーランド総督、Bill English ニュージーランド元首相、Kamisese Mara フィジー初代首相、Jamie Joseph 元ラグビー日本代表ヘッドコーチ等がいる。
グローバルリーダー育成に向けての取り組み
ネイティブスピーカーによる英会話授業中学1・2年生
英語学習の導入段階では、週1回の英語母語話者教員による授業を通して、英語でのコミュニケーションの楽しさと難しさを実感し英語学習意欲を高めるだけでなく、その後の英語学習の基盤となる音声的特徴を体系的に学習します。
オンライン英会話(希望者)中学・高校生
グローバル化が進む世界の中で、社会文化的背景の異なる相手に、論理的に自分の意見を伝える力はますます求められています。本校では、スピーキング指導を効果的に行うために、オンライン上での外国人講師とのマンツーマンレッスンを受講する場を希望生徒に提供しています。
アカデミックライティング高校2・3年生
英語学習の最終段階において、大学のレポートや研究論文など、学術的な文書を英語で書くため必要な表現やスキルを学びます。一人ひとりの書き手に対し、英語母語話者教員が添削とフィードバックを行います。書くことを通じて総合的な英語運
用力を向上させることも狙いとしています。
留学体験記
ターム留学[オーストラリア]
高校1年生(留学当時)S・H さん
留学の感想
日々の授業がとっても楽しかったです。内容が日本とは違って実践的なものだったので、クラスメートともコミュニケーションがたくさん取れました。先生との距離もとても近かったです。
印象的だったのは、高校生は大人に見られるし、留学生と言って特別扱いはされない、ということです。できないこと、困っていることは自分から言わないといけないし、今までの甘えは通じないと思いました。その分、自分の意思を伝えたら自分のことのように考えて接してくれる人がとても多かったです。日本以外の文化を体験することができて、成長できたと思います。留学してとても良かったです。
後輩へのメッセージ
自分の意見は自分で伝えることは本当に心がけたほうがいいです。カルチャーショックは毎日あると思いますが、それを楽しめることが大事だと思います。がんばってください!