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中学2年生 研修旅行「半導体の最前線・熊本で地方創生を学ぶ-菊陽町の半導体誘致と菊池温泉のリブランディング構想-

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早稲田佐賀中学校では、「Think locally, Act globally(地域を考え、世界で行動する)」という考え方を大切にしています。
体験を通して五感をフルに使って学ぶことを重視しており、「中学1年生は唐津・佐賀で学び、中学2年生は九州で学び、中学3年生は日本で学ぶ」というコンセプトで、学びを深めています。

中学2年生は、1泊2日で、半導体産業の最前線、熊本県に研修旅行に行ってきました。

1日目は、菊池温泉のリブランディング構想を学ぶため、農業エンターテイメント体験や、リブランディング構想に関する講演会、地方創生に関するグループワークやディスカッションなどを行いました。
夜のディスカッションでは、これまでの学びと今回の学びを掛け合わせ、白熱した議論が繰り広げられました。
その結果、より深い企画立案ができ、各班とも熱のこもったプレゼンテーションをすることができました。
2日目は、日総テクニカルセンター熊本にてクリーンルーム体験、ドモホルンリンクル工場見学、そしてTSMCなどの半導体関連工場群を見学しました。
実際にクリーンルームに入ったことで、半導体を作る環境の厳しさを知ることができ、普段何気なく使っているスマホやパソコンが、こんなにすごい技術で作られているんだと実感したようでした。

スマートフォン、パソコン、家電製品、自動車、医療機器、インフラなど、あらゆる分野で半導体が活用されており、その重要性は日々増しています。
半導体市場は、世界経済の成長とともに拡大を続けており、今後もAI、5G、IoTなどの技術革新に伴い、その需要はさらに拡大すると予測されており、日々、世間の注目を浴びている分野だと感じます。

近年、日本国内では、半導体の重要性が再認識され、生産体制の強化に向けた動きが活発化しています。
特に熊本県では、台湾の半導体メーカーTSMCが大規模な半導体工場を建設・稼働させており、その周辺地域でも関連企業の進出が相次いでいます。

この動きは、半導体サプライチェーンの強靭化に貢献するだけでなく、地域経済の活性化や雇用創出にも繋がっています。
まさに、変革の最前線にあるこの場所を訪れ、肌で感じることは、生徒たちにとって非常に意義深い経験となるでしょう。

研修旅行の大きな目的は、地方創生の先進事例を肌で学び、その学びの経験を今後の課題に活かすことです。
熊本県が、企業誘致によってどのように変わり、今、どんな問題を抱えているのかを肌で感じ、その経験を唐津に持ち帰って、今後の人生で還元してほしいと思っています。

今回の研修旅行を通して、生徒たちが地域社会の課題に目を向け、グローバルな視点を持って行動できる人財へと成長してくれることを期待しています。