唐津STEAMDAY2023~自分のわくわくをみつけよう~
「唐津 STEAM day 2023」に12月~3月の4か月間行われました。このプログラムは、ユーザー目線で課題の発見から解決までを行う「デザイン思考」とプログラミング言語「Scratch」の使い方を学び、「唐津の課題は何か、解決策は何か」を図るものです。
今回、私たちは与えられた課題として「波戸岬キャンプ場を利用するお客さんに行き帰りなどに唐津で観光をしてもらうためにはどうすべきか」ということについて考え、3月12日(日)にKARAEイベントスペース・シアターenyaにて発表をしました。
生徒たちの多くは、プログラミングに惹かれて参加を決めたようですが、何回かの講義やフィールドワークを通して課題解決のためにどうすべきか、ということをより深く考えるようになりました。
また、波戸岬キャンプ場のフィールドワークでは足りないものが中々見つからず、解決策に繋がりうる要素すら見つけ出すのに難航していました。そこで、アプローチを“あったらいいもの”を見つけ出す方向に変え、周りの人に話を聞くことで解決策に使えそうな要素を見つけ出しました。より良い案にするためにはどのようなことを考慮すべきか、などの講義で習ったことを踏まえ、実際に案として組み立てていくのはとても新鮮で、新しいものの捉え方を学ぶことができました。また、ユーザーであるキャンプ場のお客さんに実際に話を聞いてみると想定とだいぶ違っていることで自分の独りよがりになっていた部分に気づく事ができ、自分の考えを見直すきっかけとなったようです。
最近は創造性や自主性の重要視されますが、実際のところそういった経験は自ら向かわない限り中々得られないように感じます。そのような意味でも今回の活動は貴重でした。将来、増えていくであろう明確な答えのないものに対する学びへの基礎をできるように今後も何事にも積極的に挑戦してくれることを期待します。
以下の生徒が受賞しまた。
「チャレンジ賞」 3年:森 俊太 松浦 昴志
「ユーザー価値賞」 3年;田中遼太郎 寺内瑠唯 澤田英瑠